企業撤退がつづくオーストラリア/人件費が高いのが原因だろう

何年か前から続々と自動車の生産ライン工場がオーストラリアから撤退して、賃金が安い東南アジアに流れ始めた。

トヨタが最後まで残ったが、どうやら今年の10月に閉鎖することが決まったらしい。


フォードもホールデンもトヨタも全て無くなってしまった。失業率がハンパないわ。

オーストラリアからの企業撤退は、自動車産業のみならず、

コールセンター系もどんどんアジアの他の国に移っている。グローバル企業でセクションを分けると、だいたいオーストラリアは、アジアの国と一緒にアジアパシフィックで分類されるので、英語がネイティヴで(もしくはバイリンガル)賃金が安い(昔はオーストラリアドルのレートも、人件費も安かった)ので、たくさんメルボルンにコールセンターが集まっていた。いろんな国からの電話をメルボルンのコールセンターで受けるのです。

でも、ここ10年、毎年最低賃金が上がり続けて、
10ドルくらいだったのが、いまは時給18ドルくらいになっていると思う。(私調べです。)
人件費が高すぎるのが原因(だと私は思う)で、私が以前働いていたセンターも早々に撤退、今年に入ってから友人が働いている別会社も2つ撤退すると聞いた。

これだけで、職を失う人がどれだけいるんだろう。

でも、経営者側からしたら、

最低時給1800円 とスーパーアニュエーション9.5% 

そして、休日、祝日出勤のペナルティーレート1.75%~2.5%

毎年上がり続ける最低賃金を考えたら、いまのオフィスを潰してでも、海外に新しく設立したほうが得だと考えるだろう。

そう考えると、やっぱり公務員は強いね。

FXでも始めようかな~。

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